FC2ブログ
ゲゲゲの鬼太郎を主に、興味のある漫画やアニメの語り場デス★ ※ネタバレ注意※
メフィスト二世×エツコ【悪魔くん】
※ご注意※
■今回しますのは、アニメ版・悪魔くんのメフィスト二世×(×と言うより、無記号かも知れない…)エツコ小説になりますので、ご注意下さい。
最終回から数年後、と言う設定ですので、オリジナルの設定が出てきますが、ご了承下さるようお願い申し上げます。数年後って言う所から、既にオリジナル設定ですな
■年齢制限は有りません。←管理人が書く小説にしては珍しい…。
■悪魔くんファンの新参者が書く小説ですので、度々、公式設定と違う内容を書いている場合がございますが、そこの所はスルーしてやって下さい。^^;
■あと…何か有るかな?有るかな?←考えてから書け。……――あ!誤字・脱字など御座いましたら、ご遠慮なく、管理人にご連絡して下さい。宜しくお願いいたします。


ではでは…上記をお読みになった上で、それでもOK!と言う勇敢な貴方様は、「続きを読む」レッツ・ゴー!!
あの人の笑顔を見なくなって、もう何年経った―――?

大好きなラーメンを食べている時のあの笑顔。
私の視線に気付いて、はにかむ彼。

"彼"がいるだけで、私の毎日は、とても幸せで満ちていた。

ライバルも居た。
告白した訳でもない、結婚を約束した訳でもない。

けれど…私の作ったラーメンを美味しそうに食べてくれる。それだけで満足だった。


でも、もう今は…―――。



兄が"悪魔くん"と呼ばれ、12使途と呼ばれる12人の仲間を引き連れ、命在るもの全ての平和のために、凶悪な"悪い悪魔"と命を懸けた戦いを繰り返していた―――。

それを知ったからと言って、特に何も変わらない。
兄は―兄―だ。
悪魔オタクで無精者。でも、誰にでも優しい。
それが妹である私の誇りだ。
そして、兄は沢山の不思議な友達を連れてきた。百目ちゃんとサシペレレさんと…そして…"彼"。

でも、戦いが終わり、使命を果たした彼らは、平和な世界を保つために各々の故郷に散っていった。
"彼"も、その1人だった。
別れる間際、それが私と彼の最後の会話になるとは知らずに交わした約束も、結局果たせぬまま…――――。



あの人の笑顔を見なくなって、もう何年経った―――?

思い出の中の"彼"は、何時も微笑んだまま。
何時か…私の成長と共に面影は薄れ、風化してしまうのだろうか。

あの愛しい笑顔も声も…全て。


――あの人が好きだったラーメン。
切ない思い出で一杯になる。

"彼"も何処かでラーメンを食べているのだろうか?

…そうだ、"彼"の為に窓を開けていよう。何時でも入ってこれるように。
何時でも"彼"の為にラーメンを作ってあげられるように。

白い湯気が風に乗って揺らぐ。少しだけ伸びた私の髪の毛も揺れる。

「あ…ぁれっ?」

湯気の所為で視界が曇る。
でも、眼鏡を外してみても、まだ曇ってる。

慌て目を擦る。

「…!」

目を擦った手の甲は、微かに濡れていた。

――あぁ…私、泣いているのか。"彼"を想って、また…。
泣いたって"彼"が戻って来る訳でもないのに…。

でも、もう強がりは限界だった。
声を出して思い切り"彼"の名前を呼んで…

「っ…!!」

頬に柔らかい感触。
それは私の流した涙の跡を伝い、溜まった粒を拭ってくれた。
この後、いつも思い出の中の彼は、泣いている私に何時も優しく声を掛けてくれるの。
そう、こう言う風に―――「「どうしたの、エッちゃん?誰かに苛められたのか!?」」
「…!!」
「エッちゃんを泣かせるだなんて許さねぇ!ぶん殴ってやる!!」

あぁ…"彼"は変わってない、あの頃と全然。

私は答えの変わりに"彼"の頬に軽く触れた。

「!!」

外は寒かったんだろうなぁ…。
蒸気が上がるほど彼は怒っていたけれど、頬は氷のように冷たかった。
私の手が触れると同時に彼の表情も穏やかな物に変わる。

「…エッちゃん…俺…」
「今まで何処ほっつき歩いてたの!?ラーメン作って、ずっとずぅー…っと待ってたのに…!!二世さんの馬鹿っ!!」

彼の言葉を遮るように、今まで募らせてきた思いを本人に思い切りぶつけた。

「あ、いや、ほら、あの…んと…ご、ゴメンっ!!」

本人も知らずうちに私を抱きしめていたのだろう、モゴモゴ言う彼の胸は爆発してしまいそうなほどに高鳴っている。
何だか、そんな事が面白くって、どちらともなく声を上げて笑った。

「一寸遅くなっちゃったけど…ただいま、エッちゃん」
「…お帰りなさい、二世さん…」

思い出の中で止めていた時計の針が、今、再び動き始めた。――――



「あ…お兄ちゃん、呼んでくるね!多分…今日も部屋に篭って、悪魔の研究してると思うから…っ」

耳まで赤くなった顔を隠すかのように、台所を慌てて飛び出そうとしたエツコの腕を、二世はやんわりと掴んで制した。

「?」
「悪魔くんは…もう知ってるよ」
「…えっ?」

エツコには、彼の言葉の意味が理解出来なかった。
呆然と立ち尽くす彼女を他所に、二世は彼女を制した腕に、ほんの少しだけ力を込め、再度その身体を引き寄せた。

「―キャッ!!」

その反動で、エツコは二世の胸板にポフッと顔を埋める形になり、冷めかけていた熱が、一度に蘇る。

「そんな事より…エッちゃん、綺麗になったね」
「あ、あの…二世…さん?」

会わなかった時間の分、自身も気付かないうちに互いは成長していた。
二世は、まだ幼さを残しながらも、紳士らしく身長も伸び、エツコが目線を合わせるには、少しだけ視線を上げなければならなくなっていた。

しかし、その瞳には、幼かった頃には見られなかった不安や…悲しみが感じて取れた。

「…エッちゃん?」
「や、やめて…そんなお世辞…」

エツコは、他人からからかわれる度に自信を失い、素直に言葉を受け入れなくなってしまっていた。
そんな彼女に、彼は飾り気の無い、でも、素直な言葉を放つ。

「俺、昔からお世辞と嘘は苦手でね。思った事は口にしないと気が済まない性分なんだ」
「二世…さん」

凍った心まで融かしてくれる。

『本当に、なんて不思議な人なんだろう…』

服の上からでも分かる彼の温もりが、頑なになっていたエツコの心さえも包み込み、昔の、本当の自分を取り戻させてくれる。

『だから私、彼を好きになったんだわ…』

屈託の無い、どこまでも真っ直ぐな彼を。


「…今日来たのはね――エッちゃんのラーメンを食べに来たのもあるんだけど…君と契約したくて…来たんだ」
「契…約?」

契約とは、普段そうそう耳にしない言葉だが、以前の記憶を辿ると、兄の真吾は12使途と呼ばれる彼の仲間と契約を結んでいると確か聞いた事があった。

だが…―――

「で、でも、何で私なんかと?私は、お兄ちゃんみたく魔力なんて物は無いし…そもそも、契約って、主人を守るとか…そう言うのでしょ?」
「あぁ、そうだよ」

じゃあ、何で?と、続けようとしたエツコの瞳を、二世はじっと見据え、そして何かを吹っ切ったように口を開いた。

「俺…俺は…!!君を、ずっと守って行きたいんだ!君の為に…生きたいんだ!」
「…えっ!?」

何を言われるのかと身を強張らせていたエツコは、思わず目を点にし、先程の彼の言葉を繰り返してみた。

「私を…ずっと…守る…!?」
「う、うん…そ、その…あの…ほら!悪魔くんと居るとさ、何かと黒悪魔に狙われやすいし…なんと言うか…あ、あの…」

契約などせずとも、いつも守ってくれていたくせに。
それが彼の彼らしいプロポーズと分かると、嬉しさの余り、小躍りしたい気分を今は押し殺し、エツコも彼の話に乗ってやる。

「本当!お兄ちゃんに関わると、命が何個あっても足りないんだから!二世さん、お兄ちゃんの代わりに私を守ってよね!」
「へへへ…うん!」
「さ、契約しましょ?どうやるの?サイン?それとも…血印とか?」

二世は暫く考えて、顔を真っ赤にしつつも、こう言った。

「…じゃあ…口付け…で!」――――


この後、真吾の邪魔が入ったとか入らなかったとか…。

―END―by竹原
2008-01-27 Sun 13:28
別窓 | 悪魔くん | コメント:0 | トラックバック:0
<<今回は、ずっとネズミ男のターン!! | 新・熱血!!青春ブログ | 鬼太郎パンが食べたくなってきた…>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック

| 新・熱血!!青春ブログ |